木造と鉄骨、どちらで直すか|農家の建物ごとに考える適材適所

あまや改修工事|育みのガレージ(丸善工業)

「これは木で直すんですか、鉄で直すんですか」。

現地でよくいただく質問です。

農家さんの敷地には、木造の母屋も、鉄骨の倉庫も、その両方が混ざった建物もあります。

どちらが優れているという話ではなく、場所ごとに向き不向きがあります。

今回は、その使い分けの考え方をお話しします。

木が向いているところ

人が長い時間を過ごす場所には、木が向いています。

調湿してくれること、手触りが柔らかいこと、そして既存の骨組みと相性がいいこと。

母屋の改修は、基本的に木造で考えます。

先代が組んだ骨組みを活かすなら、同じ木で継ぐのが理にかなっています。

鉄が向いているところ

大きな空間を柱なしで飛ばしたいときは、鉄骨の出番です。

農機具庫やトラックの車庫は、途中に柱があると使い勝手が一気に落ちます。

鉄骨なら、間口を大きくとって中を無柱にできます。

雨風にさらされる場所、重量物を扱う場所も鉄骨が安心です。

畜舎のように、洗浄や湿気の多い環境でも、仕様を選べば長く使えます。

混ぜて使うのが一番実用的

実際にご提案することが多いのは、両方を組み合わせる方法です。

あまやの改修が、その代表例です。

頑丈な蔵本体はそのまま木で活かし、傷んだ下屋根だけを鉄骨で建て替える。

そうすると、下屋根の柱を減らして機械が入れやすくなり、耐久性も上がります。

「古いものを残しながら、使い勝手は今のものにする」やり方です。

自社で両方できると、判断がぶれない

木造が得意な会社は木造をすすめ、鉄骨屋は鉄骨をすすめる。

どうしても、そうなりがちです。

丸善工業は、木造の「育みの家」と鉄骨の「育みのガレージ」を自社で両方手がけています。

だから「ここは木、ここは鉄」と、素直に適材適所で選べます。

会社の都合ではなく、使う人の都合で決められるということです。

まとめ

木か鉄かは、建物の役割と使い方で決まります。

迷ったときは、その建物で何をするのかを教えてください。

用途がはっきりすれば、適した構造は自然と決まります。

母屋から倉庫まで、まとめてご相談いただけます。

 

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