オーダーメイド鉄骨ガレージの資金計画、どう立てる?実例から学ぶ成功のコツ

どうも『はたらく×くらす』を木と鉄で育む建築屋 丸善工業3代目の長善規(@maruzen3rd)です。

「オーダーメイドの鉄骨ガレージを建てたいけど、お金のことが心配...」
「どれくらいの予算が必要なんだろう?」
「ローンは組めるのかな?」

オーダーメイド鉄骨ガレージを15年以上作ってきた経験からこういった声をたくさん聞いてきました。実は、資金計画さえしっかり立てれば、夢のガレージはそれほど遠くないんです。今回は、実際にガレージを建てたお客様の事例を交えながら、資金調達の方法や予算の立て方について、できるだけ具体的に解説していきます。

1. 成功事例から学ぶ!資金調達の実際

【事例1】住宅ローンを活用したケース

高根沢町在住のKさんの例:
- 2台用ガレージ(作業スペース・2柱リフト付き)
- 総工費:600万円〜
- 調達方法:新規住宅ローン

Kさんは住居の住宅ローンの借り入れるタイミングでオーダーメイド鉄骨ガレージの建設を計画しました。また家やガレージにあった外構工事も一緒に提案させていただき世界観の統一されたガレージ空間ができあがりました。

【資金計画の内訳】
- ガレージ建設費用:550万円
- 諸費用:350万円(2柱リフト・ツールボックス・看板・外構工事)

「住宅を新築する際にガレージも絶対建てたいと思い早めに相談した。ハウスメーカーとガレージ業者と打ち合わせは大変だったけど住宅ローンの中にまとめていれることができたから支払いが楽です。」とKさん。



【事例2】住宅ローンの借り換えを利用したケース

鹿沼市在住のTさんの例:
- 2台用ガレージ
- 総工費:500万円
- 調達方法:住宅ローン借り換え

【資金計画の内訳】
- 住宅ローン借り換えのため持ち出しなし

「住宅ローンを借り換える計画の中にガレージ建築費用を入れました。金利も抑えられ持ちだしもなく念願のガレージをもつことができました。子どもたちとワイワイ遊ぶ時間がとても充実しています。」とTさん。



【事例3】自己資金と補助金を組み合わせたケース

鹿沼市で事業を営むCさんの例:
- 事業用倉庫
- 総工費:1200万円
- 調達方法:自己資金+事業者向け補助金

【資金計画の内訳】
- 自己資金:1050万円(銀行借入)
- 補助金:150万円(小規模事業者・事業再構築・働き方改革助成金・業務改善助成金など今はさまざまな補助金・助成金が使えます)

「事業用として使用する計画だったので、商工会議所に相談したところ、利用できる補助金を紹介してもらえました。申請手続きは少し大変でしたが、補助金のおかげで予算内で収めることができました」とCさん。

2. 賢い優先順位の付け方

 【事例5】部分的にDIYを選んだケース

宇都宮市在住のEさんの例:
ガレージの屋根の上にウッドデッキを作りたかった。DIYが得意なご主人の得意分野を活かすために材料支給でDIY指南を行った。結果的に50万近いコストダウンに繋がった。



「一度に全部やろうとすると予算的に厳しかったので、必要最低限の機能から始めて、DIYでできるところは自分でやりました。結果的に自分たちが使いながら本当に必要な部分をつくることができました」とEさん。

3. 具体的な資金計画の立て方

 計画立案のステップ

・STEP1:情報収集(2~3ヶ月)
- 複数のビルダーから見積もり取得
- 土地の調査
- 法規制の確認
- 資金調達方法の比較検討

・STEP2:予算の確定(1ヶ月)
- 総予算の設定
- 資金調達方法の決定
- 予備費の確保
- 返済計画の策定

・STEP3:工事計画の立案(1ヶ月)
- 工事スケジュールの確定
- 支払いスケジュールの確認
- 必要書類の準備

4. 失敗しないための重要ポイント

よくある失敗例と対策

1. 予備費を見込まなかったケース
【失敗例】
予算ギリギリで計画を立てたため、必要な設備をいれることができなかった

【対策】
- 総工費の15%程度は予備費として確保
- 追加融資の可能性も事前に確認

2. 諸経費を考えていなかったケース
【失敗例】
建築費用だけを考えて、固定資産税や保険料、登記費用を考慮していなかった。

【対策】
- 年間の維持費をあらかじめ計算
- 固定資産税:評価額の1.4%程度
- 火災保険料:年間2~3万円
- 登記費用7万円〜10万円

まとめ:成功への道筋

オーダーメイドの鉄骨ガレージ、「高そう...」と尻込みしている方も多いと思います。でもこれまで見てきた事例のように、しっかりとした計画を立てれば、決して手の届かない夢ではありません。

大切なのは、自分の予算と相談しながら、優先順位をつけて計画的に進めていくこと。必要に応じて専門家に相談しながら、着実に夢を実現していきましょう。

「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、実際に建てられた方々の経験から学ぶことは非常に多いはずです。この記事で紹介した事例を参考に、あなたにぴったりの建て方を見つけてください!​​​​​​​​​​​​​​​​
 

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